SCOTCH GRAINを染め替え、リカラー
SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)の靴の修理を依頼して頂きました。
―Before
元々は明るめのブラウンだった靴を、お客様ご自身で靴クリームを塗り重ねて、色を変えていったそうです。
一見すると綺麗な状態に見えますが、よく見ると…
色のムラが出来ています。
クリームを塗り重ねても、あくまで上に顔料が乗っているだけで、革に色が浸透しているというわけではないため、このようなムラが出来てしまいます。
このムラを無くして、もうちょっと赤っぽい茶色にしたいとのご依頼でした。
ということで、まずはクリーニングで表面の汚れと古いクリームを落とし、綺麗な状態にしてから、染料にて染めていきます。
すっぴん状態です。
ここまで綺麗にする作業が地味に大変だったりします。。
―After
綺麗に染まりました!
今回は、目標の色となる靴クリームを持参してくださったので、それを参考に色を混ぜて作っていきました。
染め替えをご依頼される場合には、こんな色にしたいというご希望の色の物や画像を提示していただけると、より確実です。
言葉だけでは、人によってイメージする色が異なる可能性も高いので、目で見てお互いに確認できた方が安心ですよね。
※元の革の色によっては、染め替えられない色(例:黒→ライトブラウン)もございますので、予めご了承ください。
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