レザースニーカーの修理
J.M. Weston 劣化したソールの部分補修
―Before
ソールの一部(Wの部分)にだけウレタン系の素材が使われており、加水分解が始まっていました。
Wの部分だけ新しいものを埋め込む…ということも不可能ではないですが、手間がかかりすぎるのと、土台の革のソールも劣化し硬化していたので、かかとの部分以外をラバーソールに交換することにしました。
かかとの部分は、まだそんなにすり減っていないことと、形状が少し特殊で、元のように側面や後ろの方まで巻き込むような形で修理するのが難しい(元より剥がれやすくなる)ことから、今回はそのままにすることにしました。
―After
合成クレープで張り替えました。縫いもかけたので、剥がれてしまう心配はないです!
今回のような修理の費用は、約9,900円~です。
TOD’S ベルクロ交換とすべり革補修
―Before
ベルクロ(マジックテープ)部分の縫いがほつれており、粘着も弱くなっています。
また、かかとの内側(すべり)の部分が擦れていたので、部分的に革をあて補強をすることにしました。
―After
両足ともに、よく使うであろう履き口に近い方の部分の粘着が弱まっていたので、こちらの2か所を交換しました。
大抵は、履き口の一番上から下まで革をあてますが、今回の場合は三分の二ぐらいのあたりまでにしています。
トップラインのあたりはあまり擦れていなかったことと、縫い目が外に出ても気にしないとのことでしたので、費用を抑えるため、このような形にしました。
今回のような修理の費用は、ベルクロ交換は一か所1,650円~、すべり革補修は3,850円~にて承っております。
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