ニューバランスのオールソール

/ 店長 靴修理事業部

ニューバランスのオールソール

ソールが加水分解してしまったNew Balance1600、1700の修理事例です。

―Before①

一見なんともなさそうですが、よく見るとソールにヒビが…

―After①

アウトソールはvibram2002を使用しました。
元のソールがアッパーを覆っていた部分は、元のソールの色に合わせてオフホワイトの革でカバーしました。

―Before②

こちらもとってもきれいな状態ですが、よく見ると加水分解が始まっております…。

―After③

ほとんど履いていない状態だったので、アウトソールは元のものを再利用しました。
かかとのあて革には、アッパーの色と合わせてネイビーの革を使用しました。こちらもいい感じです。

―Before③

ただ剥がれただけなら再接着もできるのですが、ぼろぼろになり始めてしまっているともう…ソールを交換するしかないです。。

―After③

アウトソールは黒色の合成クレープを使用しました。大きな版から切り出して使うので、各サイズごとに型で抜かれたvibram2002よりも材料費を安く抑えられます。
特にこだわりが無いという方は、こちらの合成クレープで十分かと思います。
また、NB1700は、元のソールがアッパーのつま先付近まで覆っていたので、かかとのあて革が①や②と比べると長くなりました。

同じモデルでも、使用する素材によって修理後の印象も少しずつ変わりますね。
当て革の色やソールの部材などは全てお選びいただけますので、こんな風にしたい等のご要望がありましたら、お気軽にお申し付けください。

今回のようなニューバランスのソール交換は、15,000円前後にて承っております。
(使用する素材や、何を再利用するかによって前後します)