スコッチグレインのオールソール

/ 店長 靴修理事業部

【靴修理】スコッチグレインのオールソール

 

スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)のオールソールのご紹介です。

歩くときに接地する部分を中心に、ソールがすりへり中底まで見えてしまっています。
少々のすり減りであれば、革で穴埋めしハーフラバーを貼ることで補強できますが、このぐらいまですり減った場合はオールソールをされた方が良いかと思います。
ヒールを外し、ソールを剥がすとこのような感じになっています。
ウェルトとソールを縫いとめていた糸を一つ一つ抜いていきます。
すり減っていた部分や、ソールを剥がす際に一緒に剥がれてしまった部分は、コルクで穴埋めします。
ソールを貼り付け、出し縫いをかけて、ヒールを積み上げていきます。
ヒールは、今回は革で積み上げています。軽さや柔らかさを出したい場合には、スポンジによる積み上げもおすすめです。
最後に全体を磨いて、完成です!
もともとは革のソールでしたが、お客様と相談した結果、実用性を重視しゴム製のVibram2055ソールにてオールソールしました。
すべりにくく、すり減りにくい素材なので、ビジネス用の靴にはおすすめのソールです。