【靴修理】ショートブーツのクリーニング・ヒール修理
かたちが気に入っていて、長年履かれているというこちらのブーツ・・・
―Before
かなり履きこまれております。
ヒールはかなり削れてしまっていたので、積み上げの部分からすべて取り換えることにしました。ソールはまだオールソールするほどすり減ってはいなかったので、そのままに。
右足のかかと部分は穴が開いてしまっていたので、補強します。
汗によるものでしょうか、足首付近を中心に、全体的に茶色っぽい染みができてしまっていました。
染みがどこまで綺麗になるかはなんとも言えない感じ…でしたが、とりあえずクリーニングを試みてみることに。
―After
クリーニングしたことで靴の形が綺麗になりました。
全体的に革がかなり乾燥していましたが、クリーニング後にしっかり栄養補給を行なったことで、革本来のツヤが戻りました。
染みを完全に無くすことはできませんでしたが、補色することで少し目立たなくすることはできました。
染みは、できてから長い時間が経過してしまうと、除去するのが難しくなってしまいます。
また、クリーニングの料金は、染みや汚れの除去の難しさの度合いや、補色の範囲によっても変わりますので、早めに対処されることをオススメします。
かかとの穴は、これ以上裂けてしまわないよう、間に革を挟みしっかり縫いをかけました。
ヒール部分も綺麗になりました。
今回は積み上げからすべて交換しましたが、本当は、一番下のゴムの部分だけを交換するのがベストです。
今回の靴のような染み・ヒールの修理にしてもそうですが、適切なタイミングで修理をされた方が、靴への負担が少なく、費用も安くすみ、見た目も綺麗に仕上がります。
「もしかしてそろそろかなぁ…」と感じた時は、そのまま放置せず、早めにご相談くださいませ。
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