MBTシューズをオールソール

MBTソールという、すこし特殊なソールを使用した靴の修理をご依頼いただきました。

一見すると、まだ修理の必要もないくらい綺麗な状態に見えるのですが…、

横から見ると、MBTセンサーという三日月型の部分がひび割れているのが分かります。
この部分は、柔らかく弾力性のある履き心地を出すために、ポリウレタンという素材が使用されています。が、ポリウレタンは、使用の頻度などにかかわらず、水分と反応することで経年劣化していってしまうという特徴があり…、今回の靴のように、たとえ酷使していなくても知らぬ間にボロボロになってしまうことがあります。
地面に接地しているゴム製のソールはまだまだ綺麗な状態なのですが、このようにウレタン部分がひび割れていては履けないので、もったいないですがソールをすべて交換する必要があります。
MBTシューズの修理は、メーカーによる修理のサービスが終わってしまったそうで、お困りのところを当店にご相談していただきました。
このようにボロボロになってしまっても、修理して再び履けるようにすることは可能です!
ただ、修理の際にはウレタンは使用せず、代わりにスポンジでソールのかたちを形成していくので、もともとのMBTソールのような履き心地を再現することはできません。ご了承ください。
ソールをすべて剥がした状態です。
分厚いソールが無くなると、意外と普通のスニーカーみたいですね。
5mmほどソールがアッパーを覆っていましたので、その部分はゴムの押縁を巻いて隠しました。
ソールは軽いスポンジで積み上げ、もともとのソールと同じようにローリング運動ができるようなソールを形成しました。
ソールの一番下には合成ゴム素材を使用しています。
すり減った場合には、再び修理することももちろん可能です!